会議をどの言語で行うか
本校では、国際バカロレアのプログラムを運営していくための会議(通称IBミーティング)を週に一度行っています。
普段から日本人以外の先生の比率は高いのですが、この会議は性質上、外国人の先生方の参加がより多くあります。
そのため、会議の言語をどうするか、ということが話題になり、
今年度の取り決めとしては、日本語と英語を隔週で、使用言語にすることにしました。
英語が苦手な日本の先生にとっては英語の練習に、
逆に日本語が不得意な外国人の先生には日本語の練習になるように、
互いに配慮しながら、ゆっくり話すよう心がけます。
言語の壁を越えて、良いコミュニケーションができるよう、会議の場でも学び合っています。
職員会議もワークショップスタイルで
本校では月に一度、放課後に職員会議を行っています。
PCでファイルを共有するペーパーレス化は以前から進めていました。
今年度からは、さらに会議スタイルも変更しています。
先生たちは、小さいグループを組んで向き合って座ります。
必要な情報共有が終わってから、短時間の研修や、学校のあり方について双方向の意見交換をする時間を取り入れるようにしました。
今月は、教頭による探究型授業についてのレクチャー、
さらに、なぜ学校に「体育祭」があるのか、開智日本橋で体育祭をやる意義は何か、というテーマについての意見交換を行いました。
「毎年やっているから」という理由だけでなく、そもそもを問い直していく。
学校のあり方についての探究です。
学習スキルの掲示
国際バカロレアでは、学習のための様々なスキルを5つのカテゴリーに分けてまとめています。
Approach to learningというのですが、略してATL(エーティーエル)と呼ぶことが多いです。
ATLのカテゴリーは以下の通りです。
・コミュニケーションスキル
・社会的スキル(協働など)
・自己管理スキル(整理整頓、セルフマネジメントなど)
・思考スキル(批判的思考、クリエイティブ思考など)
生徒は、普段の授業や様々な場面で、このATLを意識して活動しています。
写真は、昨年度2期生の生徒が作成したATLを理解するためのポスター。
とても素晴らしかったので、今年度も校内に掲示させてもらっています。
YOUNG AMERICANS @開智日本橋
ヤングアメリカンズ公演が今年も行われました!
昨年に引き続き、2回目の開催です。
本校のこの行事は、学校主導で始まったものではありません。
1期生の実行委員が、自分たちの学校でもぜひやりたい、みんなにこの楽しさを体験してほしい、という想いで実現させたものです。
生徒主導での開催は国内初だそうです(YA事務局談)
今年は、昨年よりもさらに参加人数が増え、100人規模に。
生徒主体の学校行事が、また一歩進展した日になりました。
職員朝礼はメールで
今年度から職員朝礼をやめ、メールで済ませることにしました。
本校では、8時10分から朝読書(朝学習)の時間を設けています。
これまでは8時20分から職員室で職員朝礼がありました。
そのため、先生たちは8時10分に教室に行って朝読書の指示をして、8時20分になると一度職員室に戻り、また教室に行って連絡する、という動きをとることになります。
連絡事項は、職員室で教頭や学年主任から口頭で伝えられ、それを担任の先生たちはメモしていました。
先生たちの動きをシンプルにして負担を減らすため、今年度から朝礼をやめてメールで行うことにしました。
連絡は8時20分になるとメールで届き、担任の先生は教室に持参しているPCでチェックし、生徒に伝えます。
朝から動きまわる必要がなくなったことや、
ずっと生徒といられること、
メールを読めばよいので、連絡漏れが少なくなったこと、
などの効果が見られました。
小さなことでも、少しずつ改善していこうとしています。