体験授業「哲学対話」
先日の体験授業で行われた、「哲学対話」の授業を紹介します。
「哲学対話」とは、ふだんなかなか考えることのない哲学的な疑問について、みんなで対話しながらゆっくり考えてみよう、という活動で、本校では道徳の時間に取り入れています。
今回は、最近発売されたばかりの「まいにち哲学カレンダー」を使って、参加してくれた小学生に授業をしてみました!
テーマは26日の「「ふつう」って、なんだろう?」にしました。
最初は哲学対話って何?という説明をして、次にアイスブレイクゲーム(バースデーライン)。
導入は、カレンダーのイラストをプロジェクターで投影して「このなかで「ふつうじゃない」と思うものはどれですか?」と聞いてみました。
みんな次々に手を挙げて「これはふつうじゃない」とか、そう思う理由を言ってくれましたが、ある子から「ふつうかどうかは本人が決めるから、全部ふつうだと思う」っていう発言があり、いきなりみんなで「うーん」となる展開に。
本題に入ってからも、
「ふつうって、なんだろう?」
「ふつうとふつうじゃないの境目はどこにある?」
「ふつうって自分が決める? 他人が決める?」
「常識ってなんだろう?」
と、どんどん話が広がり、つながっていきました。
ほぼ全員が哲学対話は初めて、ということでしたが、自分から積極的に発言してくれる子がたくさんいて、またみんなの聞く態度が良くて、どの回でも充実した対話ができました。