開智日本橋学園 学校運営ブログ

東京都中央区にある中高一貫校です。学校の様子や探究授業などを紹介していきます。

教科会(理科)

毎週木曜日に、理科の教員で会議をする時間を設けています。



4月からは、今年度の理科での目標や、

補習をどのようにやっていくのかを決めたり、

各教員が探究授業をどのように実践しているのかを共有しています。



先週の会議では、中2と中1の探究授業の例が示され、

どのような効果があったのかや、

どのような課題があるのかが話されました。

その上で、教員同士で議論をしました。

生徒主体の体育祭

5月の職員会議、議題の中心は来月に行われる体育祭についてでした。

生徒はすでに実行委員を組織して、体育祭担当の先生と共に動いていますが、

本日、全員の先生の分担が発表されました。

 

当日の役割ごとにグループになり、そこで話し合ったことは、

「どう体育祭を運営していくか」ではなく、

「生徒が自分たちで体育祭を運営していくために、教員はどのようなサポートをするか」。

 

細かい違いですが、教員主導の行事になってしまわないよう、先生自身が問いの立て方を意識する必要があります。

ボランティアをどう促すか

国産バカロレアのカリキュラムには、その要件としてボランティア活動が明確に規定されています。

学年によってサービス&アクションとか、CAS(キャス)とか、呼び方は違いますが、生徒は一定時間、校内外で奉仕活動をすることが求められます。

生徒の様子をみていると、

はじめは課題としてやらなきゃいけない、という意識だったものが、

やってみたことでだんだん興味がわいてきて、自主的になっていくケースがたくさんあります。

朝礼で、異学年でグループを組んで、先輩が後輩に、今までやってきたボランティアについて話をします。


f:id:kaichinihonbashi:20180518205650j:plain

国際バカロレアについての保護者説明会

IB(国際バカロレア)コースの保護者を対象に、IBプログラムについての理解を深めてもらうための説明会が開かれました。


担当者からは、

IBが(そして本校が)目指していること、

生徒が主体的に学ぶことの重要性、

探究的な学びについて、

絶対評価の考え方、

評価基準を用いた成績のつけ方、

など様々な観点からお話しさせてもらいました。


IBの考え方やプログラムは、これまでの日本の学校文化とは異なっているものも多く、

理解し、納得してもらえるようになるまで時間がかかります。(教員でも同じです)

ですから、繰り返しこのような機会を設けることで、少しずつ浸透していってほしいと思っています。


今回は生徒の意見として、中学3年生の生徒が参加し、コメントしてくれました。

中1、中2と学んできて、何を身につけたのか、

「たくさんの課題をやっていくために自分の取り組みを振り返り、スマホを使いすぎないよう自己抑制することができるようになってきた」

なんていう発言が出て、頼もしさを感じました!


f:id:kaichinihonbashi:20180513205537j:plain

会議をどの言語で行うか

本校では、国際バカロレアのプログラムを運営していくための会議(通称IBミーティング)を週に一度行っています。

普段から日本人以外の先生の比率は高いのですが、この会議は性質上、外国人の先生方の参加がより多くあります。

そのため、会議の言語をどうするか、ということが話題になり、

今年度の取り決めとしては、日本語と英語を隔週で、使用言語にすることにしました。


英語が苦手な日本の先生にとっては英語の練習に、

逆に日本語が不得意な外国人の先生には日本語の練習になるように、

互いに配慮しながら、ゆっくり話すよう心がけます。


言語の壁を越えて、良いコミュニケーションができるよう、会議の場でも学び合っています。


f:id:kaichinihonbashi:20180508194600j:plain

職員会議もワークショップスタイルで

本校では月に一度、放課後に職員会議を行っています。

PCでファイルを共有するペーパーレス化は以前から進めていました。

今年度からは、さらに会議スタイルも変更しています。


先生たちは、小さいグループを組んで向き合って座ります。

必要な情報共有が終わってから、短時間の研修や、学校のあり方について双方向の意見交換をする時間を取り入れるようにしました。


今月は、教頭による探究型授業についてのレクチャー、

さらに、なぜ学校に「体育祭」があるのか、開智日本橋で体育祭をやる意義は何か、というテーマについての意見交換を行いました。


「毎年やっているから」という理由だけでなく、そもそもを問い直していく。

学校のあり方についての探究です。


f:id:kaichinihonbashi:20180428180558j:plain


生徒会役員選挙

7時間目、生徒会の役員選挙が行われました。

高校生は、共学になって初めての選挙です。


立候補をした生徒からは、これまでの日本橋女学館の伝統を大切にしたい、受け継ぎつつ新しい学校を作っていきたい、という演説がありました。


学校行事や校内のルールは生徒主体で作っていく、

そういう意識が、だんだんと浸透してきたように思います。


新しい生徒会にも大いに期待しましょう!


f:id:kaichinihonbashi:20180425212641j:plain